六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の六つ
これらの六曜、カレンダーで見たことはあるけどどんな意味を持つのか知らない方、多いですよね。かくいう私も何となくな意味しか知りません。今回六曜について調べてみましたが、意外な事も分かったので共有したいと思い記事にしました。動機は「知ってるとなんかカッコいいから」です。
ちなみに一般的な読み方は、「せんしょう・ ともびき・ せんぷ・ぶつめつ・たいあん・ しゃっこう」です。例えば、先勝をせんかちと呼んでも間違いではありません。赤口なんてせきぐちと読みたくなります。じゃっくとも読めるようで…カッコいいです。jack。
午前中に動くのが吉な「先勝」
六曜は割と感じの通りの意味があり、先勝はまさに「先に動いたモン勝ち」といった意味があります。先と言うのは午前中が良しと言われ、午後は逆にあまり良くないのでは…と捉えられます。
と言ってもそこまで「凶だから動くな!」のような強い意味は無く、「もし今日やるなら午前中が良いかもね」的な軽い意味合いで捉えていただいて結構です。午後でも「問題は無いけど午前よりは効率が落ちるかも」くらいです。
イベントに大きく関係する「友引」
友引は朝と夕方に動くのが吉で、昼頃は凶の時間と言われています。
そしてなんといっても、友引日のイベントは結婚式が吉でお葬式が凶!それは名前の由来に関係していて、結婚式などお祝い系については「友を幸せに引く」と考えられています。幸せの場に友を引くということですね。
お葬式が悪いというのは友引が「友まで引いてしまう」とも考えられるからです。逝ってしまった人の友まで同じところへ引き連れてしまうような意味ですね。同じ漢字なのに何通りも意味があるのは、昔から今まで様々な人が考えた解釈がくっつけられて育ってきたからです。正解はありませんが、長く言われてきたことですから何となく縁起が悪いと考えてしまいますね。
先勝の反対…ではない?「先負」
先勝が午前吉・午後凶なら先負は午前凶・午後吉…というのは、8割正解です。ですが、先負は「先ずれば負け」であって、吉日ではありません。先勝の午後に何かするくらいなら、先負の午前の方が良いかな?と言ったニュアンスです。なので、先負の午後が良い!わけでもないので注意です。
先負は静かな出来事やイベントと相性が良いので、落ち着いた用事があるのなら出来るだけ先負の日に回すと良いでしょう。
六曜の中で一番良くない「仏滅」
仏滅は「仏が滅びる日」であり、六曜の中でも最悪の日です。所謂大凶日。なので、お祝い・お祭り系のイベントには最も向いていないです。昔は「物滅」と書かれていたとか…。
ですが、実は仏滅に結婚式などは縁起が良いとも考えられています。全てが滅びた後は1から物事が始めやすいので、新たな道を歩める結婚式には良い日だとか…少々無理がある気もしますけどね。
そして仏滅の次に回ってくる日は一番吉日だと言われる「大安」ですので、午後や夕方からは大安に向けて運勢が良くなるとも考えられています。
一番縁起が良いのは「大安」
六曜の中でも最も縁起が良いとされる日が「大安」です。「大いに安し」の意味で、特に悪いこと起こらないと言った解釈になります。何をするにでも良い日で、イベント開催日で一番人気がある日です。まあ、良いことが起こる!と言うよりも、悪いことが起こらないと言った消極的な意味と捉えた方が良いかもしれません。
それでも六曜の中では一番縁起が良いので、何か大きなことや新しいことをするなら大安をおすすめします。

「今夜は大安ナイトだからバイブス爆上がり!」
って言う使い方も間違ってない?

何に使うんだよそんな言葉…。
実は仏滅と同じくらい怖い日「赤口」
仏滅が「仏が滅ぶ日」であることに対し、赤口は「全てが滅びる」と言った意味があります。大きなイベントは避け、中でもお祝い事には最も向いていません。「赤」から連想される物もあまり縁起が良くなく、刃物など血を予想させるものも避けるが吉です。
そんな日でも、お昼頃だけは吉であると考えられているため、用事があるのなら正午で済ませることをおすすめします。
なぜ赤い口と書いてそんな恐ろしい意味になるかと言うと、「赤舌神」という全ての生物を混乱・混沌に陥れる世にも恐ろしすぎる悪い鬼神様が関係します。陰陽道で「赤舌日」というものがあり、赤口はその赤舌日と混同されることが古来からありました。 なので縁起が悪いのですね。
そのため、仏滅よりも悪い日と言われることもあります。お昼頃が吉であるのは、鬼が寝ている時間であるためらしいです。
月始めは六曜が変わる
六曜は「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の順番で変わりますが、○月1日には順番がリセットされて決まった六曜になります。1月1日は先勝から、2月1日は友引から…と言う形ですね。
月 | 六曜 |
1月1日 | 先勝 |
2月1日 | 友引 |
3月1日 | 先負 |
4月1日 | 仏滅 |
5月1日 | 大安 |
6月1日 | 赤口 |
7月1日 | 先勝 |
8月1日 | 友引 |
9月1日 | 先負 |
10月1日 | 仏滅 |
11月1日 | 大安 |
12月1日 | 赤口 |
例えば、1月1日が先勝ということは1月2日が友引、3日が先負…となります。2月1日が友引なら2月3日が先負、4日は仏滅…ですね。リセット日が月始めです。
信ぴょう性は低いから気楽に考えよう
そもそも六曜は、中国ではるか昔に使われていたことしか分かっていません。詳しくいつの時代で誰が考えたかも定かではなく、日本で流行りだしたのも明治時代と最近です。
しかも本来考えられていた字や意味もコロッと変えられていたりするので(物滅→仏滅など)、本当の意味は今となっては知るすべもありません。
今の時代六曜を中心にイベントの日程を決めているという方は少ないと思いますが、それでも「仏滅だしちょっと縁起悪いかな?」と思う人は多いでしょう。気持ちの問題も大きいのでそれが無駄とは思いませんが、あまり六曜を深く考えないで、一番タイミングが良いと思ったときに実行するが吉です。

それ言ったら六曜を調べた意味無くない?

カレンダーにも書かれてるんだから、気になるのは当然だろ!
知っておいて損は無い!!
六曜を信じて良い事があったら感謝、悪いことがあったら六曜のせいにして、自分に都合の良く解釈していくのも、世知辛い世の中を気持ちよく生きるコツです!
コメント